FrameMakerデータのヘルプ化手順(RoboHelp8を使用)
非構造化FrameMakerで作成されているドキュメントをヘルプ(MicrosoftHTMLHelpやWebHelp)に 変換する方法の検討。
Adobeのサイトの説明を読む限りは、 FrameMakerに対するサポートが充実しているような印象を受けるので、RoboHelp8 を使用してみる。
試用版をインストールして、軽くテストしてみたところ、 非構造化FrameMakerデータをRoboHelpのデータに変換(またはリンク)できる 機能は、ある意味優れいている。
しかし、印刷用に最適化されたFrameMakerを手直しなしで、RoboHelp経由でヘルプ化するのは、 画像を中心に 品質面では、かなり問題を感じた。
基本の考え方

RoboHelpとFrameMakerは連携することができるが、 印刷用に最適化されたFrameMakerコンテンツをそのまま RoboHelpに持っていくことは無理がある。
そこで、 マニュアルデータをXML化し、構造化FrameMakerを使ってレイアウトすることで、 「印刷用に最適化したFrameMakerデータ」と 「ヘルプ用に最適化したFrameMakerデータ」とを ひとつのXMLデータからそれぞれ作り出すようにする。
そうやって作り出した FrameMakerデータのうち、ヘルプ用に最適化されたFrameMakerデータは、 RoboHelpにリンクすることで FrameMakerデータに生じた変更を少ない手間で反映する。
まとめ
- 品質を確保するには、構造化する必要がある
- リンクを使用して、FrameMakerデータ上の変更をそのままRoboHelpデータに反映
内容の再作成 (非構造化から構造化へ)
非構造化FrameMakerデータを構造化FrameMakerデータに変換する主な作業。
- イラストの再作成
- 必要に応じたリライト
- 内容のXML化
イラストの再作成
ポイント1
構造化FrameMakerは、グラフィックと文字を重ねることができない。 そのため、 「引出線+キャプション」形式から 「引出線+番号(または記号)」形式にイラストを変更する。 (必要な場合は、関連する説明本文も修正する。)
ポイント2
イラストは、印刷用とヘルプ用両方に使用されることを考慮して再作成する。 具体的には、 ヘルプ用の低解像度に変換された場合に、必要最低限の品質を確保できる表現に改める。
リライト
イラスト変更にあわせて必要な場合は本文をリライトする。
内容のXML化
マニュアルの内容にあわせた独自のXMLを使用するか、 DocBookなどの既存のXMLボキャブラリを使用して、マニュアルをXML化する。
レイアウト開発(FrameMaker)
XSLT,EDD,テンプレート,RWRulesの定義・開発
- XMLをFrameMakerで処理できる形式に変換するためXSLTの開発・RWRulesの定義を行う。
- EDD,テンプレートを駆使して、既存の非構造化FrameMakerのレイアウト・見た目にできるだけ近づける。
ヘルプ用の開発(FrameMaker,RoboHelp)
ヘルプのための変更
ヘルプ用のレイアウトに最適化する。
- XLSTの変更
- EDD,テンプレートの変更
主に、二段組み→一段組みへ変更、 画像の配置ルールの変更・画像形式の変更・解像度の調整等を行う。
RoboHelp FrameMakerデータのリンク
ヘルプ用に最適化したFrameMakerデータをRoboHelpからリンクして、 ヘルプコンテンツを作成します。
ヘルプの体裁を整え出力
目次・索引を追加し、WebヘルプやWindowsHTMLヘルプ等必要なヘルプ形式を 選択して出力します。